機能リファレンス
Party Seat Manager の全機能について、どの操作が何を引き起こすかを画面ごとにまとめた資料です。 手順を順に追う説明は操作マニュアルにあります。こちらは調べたい機能から引く使い方を想定しています。 本文の章立ては操作解説ビデオの章と同じです。
1全体の構成と権限
1.1 データの構造
すべての情報はイベントにぶら下がります。イベントを消すと、そのゲスト・レイアウト・座席割当・受付記録も一緒に消えます。 ゲストと座席は別々に管理され、「どのゲストがどの席に座るか」という結び付きだけを座席割当が持ちます。 そのため、席を消してもゲストは残り、ゲストを消しても卓は残ります。
| データ | 持っている内容 | 作る画面 |
|---|---|---|
| イベント | 名称・開催日・時間・会場名・ステータス・受付トークン・会場の広さ | イベント一覧 |
| ゲスト | 氏名・ふりがな・敬称・区分・会社名・部署/グループ・役職・出欠・同伴者・アレルギー・配慮事項・同意記録・個人トークン | ゲスト管理 |
| レイアウト | 卓 (円卓・長テーブル・高砂) と席、柱・アーチ・オブジェ・壁・天井オブジェクト・空調 | レイアウト編集 |
| 座席割当 | 席とゲストの結び付き、席の固定、名札の位置 | 座席割当 |
| 配席ルール | 同席希望・別席希望のゲストの組 | 座席割当 |
| 受付記録 | 受付の時刻と受付端末名 | 当日受付 |
1.2 全体の流れ
通常は次の順に進めます。ただし前後しても構いません。ゲストがいなくてもレイアウトは作れますし、 レイアウトが未完成でもゲストは登録できます。座席割当だけは、ゲストと卓の両方がないと始められません。
| 順序 | やること | この段階で決まること |
|---|---|---|
| 1 | イベントを作る | 開催日。案内 URL の有効期間と保存期間の起点になります |
| 2 | ゲストを登録する | 出席者の人数。必要な卓数の見積りに使います |
| 3 | 会場レイアウトを作る | 席の数と位置。座席割当で選べる席がここで決まります |
| 4 | 座席を割り当てる | 誰がどこに座るか。席次表と受付の席案内に反映されます |
| 5 | 席次表を出力する | 当日配る紙。会場図・受付名簿・卓別名簿の 3 種類 |
| 6 | 当日受付をする | 来場の記録。ゲストへの席案内もここから開きます |
1.3 権限 (ロール)
イベントは全ユーザーで共有します。誰が何をできるかはロールだけで決まり、イベントごとの担当者設定はありません。 新しく登録したユーザーは未承認から始まり、この状態ではゲスト情報を含むどの画面も開けません。 権限の変更は、対象のユーザーが次にログインしたときから効きます。
| ロール | できること | できないこと |
|---|---|---|
| 管理者 | 全機能。ユーザー管理、個人情報の保護、アプリ設定、会場テンプレートの作成・編集 | — |
| 編集者 | イベント・ゲスト・レイアウト・座席割当・席次表出力。会場テンプレートの適用 | 会場テンプレートの作成・編集、管理者向けの 3 画面 |
| スタッフ | イベント一覧の閲覧、当日受付を開く | ゲストの編集、レイアウト、座席割当、席次表出力 |
| 未承認 | ログインのみ | すべての画面 |
/checkin/{受付トークン}、ゲストの座席案内 /g/{ゲストトークン}、
個人情報の取扱い /privacy-policy、この資料を含む /docs/ の 3 資料はログインなしで開けます。
受付とゲスト案内は URL に含まれるトークンだけが鍵になるため、URL の共有範囲は運用で決めてください。
2ログインとアカウント
2.1 操作と作用
| 操作 | 作用 | 権限 |
|---|---|---|
| メールアドレスとパスワードを入れて「ログイン」 | 認証 Cookie を発行します。HttpOnly で、本番環境では HTTPS 必須。12 時間で失効し、操作を続けているあいだは延長されます | 誰でも |
| 「ログイン状態を保持する」をオン | ブラウザを閉じても Cookie を残します。共用端末では使わないでください | 誰でも |
| ログインに 5 回失敗 | そのアカウントを 15 分ロックします。15 分で自動解除。待たずに解除するには管理者がユーザー管理で「ロック解除」を押します | — |
| 「新規アカウント登録」 | アカウントを作りますが、権限は未承認です。管理者が権限を与えるまで何も見えません | 誰でも |
| アカウント管理から「二段階認証」 | 認証アプリ用の QR コードをサーバー内で生成します。秘密鍵を外部サービスへ渡しません。回復コードも発行します | ログイン済み |
2.2 デモアカウント
デモデータを入れて起動した環境には、ロールごとに 3 つのアカウントが用意されます。本番環境では作られません。
| ロール | メールアドレス | パスワード |
|---|---|---|
| 管理者 | demo@example.com | demo1234 |
| 編集者 | editor@example.com | editor1234 |
| スタッフ | staff@example.com | staff1234 |
3イベント
3.1 画面の役割
ログイン後の入口です。登録されているイベントを開催日の新しい順に並べ、各イベントのゲスト数とステータスを一覧します。 イベント名をクリックすると、そのイベントのゲスト管理へ進みます。
3.2 操作と作用
| 操作 | 作用 | 権限 |
|---|---|---|
| 「+ 新規イベント」 | 入力欄を開きます。保存すると受付トークンが自動生成され、当日受付の URL が使えるようになります | 編集者以上 |
| イベント名をクリック | そのイベントのゲスト管理へ移動します | 編集者以上 |
| 「編集」 | 名称・開催日・時間・会場名・ステータス・メモを変更します。開催日を変えると、案内 URL の有効期間と保存期間の起点も動きます | 編集者以上 |
| 「複製」 | レイアウト・ゲスト・配席ルールを含めて丸ごと複製します。受付トークンとゲストの個人トークンは新しく作り直され、受付記録は複製されません | 編集者以上 |
| 「削除」 | そのイベントに属するゲスト・レイアウト・座席割当・受付記録をまとめて消します。取り消せません | 編集者以上 |
| 「受付を開く」 | 当日受付の画面を別タブで開きます。この URL はログインなしで開けます | スタッフ以上 |
| 開催年で絞り込む | 一覧の表示を、選んだ年に開催するイベントだけに絞ります | スタッフ以上 |
3.3 ステータスの意味
ステータスは一覧の見分け用の印です。準備中・確定では機能の制限はありません。編集を止める働きはしません。
| ステータス | 意味 | 機能への影響 |
|---|---|---|
| 準備中 | 作成中のイベント | なし |
| 確定 | 席次が固まったイベント | なし |
| 終了 | 開催済みのイベント | ゲストの座席案内 URL が開けなくなります (GVW-001) |
4ゲスト
4.1 画面の役割
出席者の名簿を作る画面です。1 イベントにつき 1,500 名まで登録できます (GST-002)。 ここで登録した出欠と区分が、座席割当の候補と席次表の並びに影響します。
4.2 ゲストが持つ項目
| 項目 | 内容 | どこに効くか |
|---|---|---|
| 氏名 | 必須 | 席次表・名札・受付検索 |
| ふりがな | ひらがな推奨。カタカナも受け付けます | 当日受付の検索キー。未入力だとふりがなで探せません |
| 敬称 | 様 / 君 / ちゃん / 先生 / なし | 席次表と名札の表示 |
| 区分 | 主賓 / ご来賓 / 親族 / 友人 / 職場 / その他 / 未設定 | 主賓・ご来賓だけが席を固定できます |
| 会社名 | 任意 | 会場図と名札の色分けの単位。名簿の突合キーの一部 |
| 部署・グループ | 任意 | 名札の 2 行目、絞り込み |
| 役職 | 任意 | 名札の 2 行目、絞り込み |
| 出欠 | 出席 / 欠席 / 未回答 | 欠席者は会場図で灰色になり、受付の未着一覧から外れます |
| アレルギー・配慮事項 | 要配慮個人情報。入力には本人同意の確認が必須 | 受付画面と卓別名簿に表示。厨房への申し送りに使います |
| 同意記録 | 同意を確認した日時 | 保存のみ。画面には日時として残ります |
| 個人トークン | 128 bit の乱数。自動生成 | ゲスト個人の座席案内 URL |
4.3 操作と作用
| 操作 | 作用 | 記録 |
|---|---|---|
| 「+ ゲスト追加」して保存 | ゲストを 1 名登録し、個人トークンを発行します | ゲスト登録 |
| 「編集」して保存 | 内容を書き換えます。座席割当は保持されます | ゲスト編集 |
| 「削除」 | ゲストを消します。割り当てていた席は空席に戻ります | ゲスト削除 |
| 「同伴者」 | そのゲストにひも付く同伴者を追加します。同伴者にも席が必要です。当日受付では代表者とまとめて受付できます | ゲスト登録 |
| アレルギー欄に入力 | 同意のチェックが無いと保存できません (GST-003)。チェックを入れると同意日時を記録します | ゲスト編集 |
| 「案内QR」 | そのゲストの座席案内 URL を QR コードにして表示します。QR はサーバー内で生成し、外部サービスへ URL を渡しません | 案内QRの表示 |
| 「URLをコピー」 | 案内 URL をクリップボードへ入れます | — |
| 「CSV書き出し」 | 氏名・所属・出欠・卓・席・座席案内 URL を UTF-8 の CSV で保存します。管理者が許可していないと使えません (GST-004)。匿名化済みのゲストは含みません | ゲストCSVの書き出し |
| 絞り込み (会社名・部署役職・区分・出欠・座席) | 一覧の表示だけを絞ります。データは変わりません | — |
| 氏名・ふりがなで検索 | 入力に一致する行だけを表示します | — |
5名簿の取込
5.1 画面の役割
出欠フォームの回答や既存の名簿ファイルから、ゲストをまとめて登録します。 CSV (.csv) と Excel (.xlsx) を読み込め、1 ファイル 5 MB までです (CSV-001)。 文字コードは UTF-8 と Shift_JIS を自動で判別します。
取り込みは 3 段階で進み、最後の確認を経るまでデータは書き換わりません。
| 段階 | やること | 作用 |
|---|---|---|
| 1. 列の対応付け | ファイルの列を、氏名・ふりがな・敬称・区分・会社名・部署/グループ・役職・出欠・アレルギー・アレルギーその他・配慮事項へ割り当てます | 「(取り込まない)」にした列は無視します。列を割り当てなかった項目は上書きされません |
| 2. 値の読み替え | ファイル中の表記 (「出席する」「〇」など) を、システムの選択肢へ対応付けます | 読み替えの設定は取込プロファイルとして保存できます |
| 3. 取り込む内容の確認 | 1 行ごとに新規・更新・そのままのどれになるかを表示します。エラー行は除外して進められます | ここで「取り込む」を押した時点で書き込みます |
5.2 二重登録を防ぐ突合
同じ名簿を作り直して取り込み直しても、同じ人が二重に登録されないようにしています。 突合の鍵は「会社名 + 氏名 + ふりがな」で、これで見つからない場合は「会社名 + 氏名」でもう一度探します。 表記ゆれを避けるため、空白は取り除いて比べます。
| 状況 | 扱い | 作用 |
|---|---|---|
| 登録済みゲストと一致しない | 新規 | ゲストを追加し、個人トークンを発行します |
| 一致し、内容に差がある | 更新 | 取り込む列の項目だけを書き換えます。座席割当はそのまま残ります |
| 一致し、内容も同じ | そのまま | 何もしません |
| 登録済みだがファイルに無い | 一覧に表示するだけ | こちらから削除はしません。欠席連絡の取りこぼしに気づけるよう示します |
| 匿名化済みのゲスト | 突合の対象外 | 氏名が残っていないため、新規として扱われることはありません |
5.3 操作と作用
| 操作 | 作用 | 記録 |
|---|---|---|
| テンプレートをダウンロード | 11 列の見出しと記入例が入った CSV を UTF-8 (BOM 付き) で保存します。Excel でそのまま開けます | — |
| ファイルを選ぶ | 読み込んで列の候補を自動で対応付けます。.csv と .xlsx 以外は受け付けません | — |
| プロファイルに名前を付けて「保存」 | 列の対応付けと値の読み替えを保存します。毎年同じフォームを使う場合、次回は「呼び出す」で再利用できます | — |
| 「取り込む」 | 新規・更新の行を書き込みます。取込後の合計が 1,500 名を超える場合は実行せずに止めます (CSV-003) | CSV取込 |
6会場レイアウト
6.1 画面の役割
会場の平面図を作ります。ここで置いた卓の席が、そのまま座席割当で選べる席になります。 変更は自動保存されます。保存ボタンを押す必要はありません。1 会場あたり 150 卓まで置けます (LAY-002)。
画面は左のツールパネル、中央の会場図、右の設定パネルに分かれます。 左右のパネルは中央側の端をドラッグして幅を変えられ、ボタンで折りたためます。幅と開閉状態はブラウザに保存され、次に開いたときも維持されます。
6.2 置けるもの
| 種類 | 持つ属性 | 席になるか |
|---|---|---|
| 円卓 | 名称・席数 (2〜12)・直径 (自動 または 1.0〜4.0 m)・回転 | なる |
| 長テーブル | 名称・席数・幅×奥行・回転 | なる |
| 高砂 | 名称・席数・幅×奥行・回転 | なる |
| 柱 / アーチ / オブジェ | ラベル・幅×奥行・回転 | ならない |
| 壁 (間仕切り) | 頂点の並び | ならない |
| 天井オブジェクト (シャンデリアなど) | ラベル・サイズ・回転 | ならない。半透明で描き、まとめて表示を切り替えられます |
| 空調 | ラベル・サイズ・回転 | ならない。天井オブジェクトと同じ扱い |
円卓の直径は席数から自動で決まります。手動で 1.0〜4.0 m を指定すると、席数を変えても大きさが変わらなくなります。 「自動」ボタンで元に戻せます。
6.3 操作と作用
| 操作 | 作用 | 備考 |
|---|---|---|
| 左のツールを選んで会場図をクリック | その位置に配置します。位置はグリッドに合わせて丸めます | — |
| 置いたものをクリック | 選択します。右のパネルがその要素の設定に変わります | — |
| ドラッグ | 移動します。グリッド単位で吸着します | ロック中は動きません (LAY-004) |
| 矢印キー | グリッド 1 単位ぶん動かします | 連続操作は履歴に 1 件としてまとまります |
| Delete / Backspace | 選択中の要素を削除します | ゲストが割り当たっている卓は確認を出します |
| Esc | 配置ツールを解除して「選択・移動」に戻り、選択も外します | 入力欄にカーソルがあるときは効きません |
| 何もない場所からドラッグ (ラバーバンド) | 囲んだ範囲の要素をまとめて選択します | — |
| Shift + クリック | 選択に追加・除外します | 壁ツールでは直前の頂点から水平・垂直に頂点を置きます |
| 複数選択して値を変更 | 同じ種類の要素の席数・サイズ・回転をまとめて変更します | 「一括ロック」「選択を削除」も同様 |
| 「ロックする」 | 移動・削除・変形を禁止します。柱やシャンデリアなど動かしたくないものに使います | テンプレート由来の固定物は最初からロック済み |
| 「← 元に戻す」「やり直す →」 | 1 手ずつ戻す・進めます | — |
| 「操作履歴」から項目を選ぶ | その時点まで一気に戻します | — |
| 会場の横幅・奥行を変更 | 5.0〜100.0 m の範囲で会場枠を変えます。配置物が外に出る縮小は実行しません (LAY-003) | — |
| グリッドを 10 cm / 50 cm で切替 | ドラッグ配置・矢印キー移動・サイズ入力の最小単位を変えます。選択はブラウザに保存します | — |
| ズーム (25〜1000 %) | 表示倍率を変えます。ピンチ操作は指の下の点を軸に拡大します | 倍率が上がるほどボタンの刻みも大きくなります |
| 席数を減らす | 割当済みゲストより少ない席数には変更できません (LAY-001) | 先に座席割当で席を空けます |
6.4 配置を助ける機能
| 機能 | 作用 |
|---|---|
| テーブル均等配置 | 基準 (高砂中心 / 会場中央 / 上下左右) とパターン (三角 3 点千鳥 または 四角 4 点)、テーブル間隔を指定して、既存の卓を並べ直します。 千鳥では行ごとの卓数を n 卓と n-1 卓で交互にし、基準側の先頭行を少ないほうにします。 |
| 卓名を振り直す | 位置の読み順 (左→右、上→下) で卓 A から付け直します。手動で付けた名前も上書きします |
| 卓の削除時の自動再採番 | 卓 A、卓 B… の自動命名は欠番が出ないように詰め直します。手動で付けた名前は保持します |
| 余白寸法線と距離表示 | 選択中の要素について、会場枠からの距離を「◯ m ◯ cm」で表示し、会場枠・隣接要素までの寸法線を描きます。表示は切り替えられます。グループ選択時は全体を 1 つの物として測ります |
| レイアウト案の保存 | 今の配置に名前を付けて保存します。複数案を切り替えて比べられます。「読み込む」で現在の配置を置き換えます |
7会場テンプレート
7.1 テンプレートから作る
会場を選び予定参加者数と1 卓あたりの席数 (8・10・12 名掛け)を入れると、必要な卓数を計算して自動で並べます。 参加者数が会場の正餐上限を超える場合は、上限の人数で作ります。
| 操作 | 作用 |
|---|---|
| 「テンプレートから作成」 | 会場の一覧を開きます。非表示にした会場は出てきません |
| 会場を選んで「このテンプレートを適用」 | 現在のレイアウトを置き換えます。会場サイズ・高砂・柱・シャンデリアなどの固定物も一緒に入り、固定物はロック済みの状態になります |
7.2 組込みの会場
ホテルニューオータニ東京の宴会場情報をもとにした会場定義を収録しています。
| 会場 | 区分 | 面積 (推定寸法) | 正餐上限 |
|---|---|---|---|
| 鶴の間 (全室) | 大宴会場 | 1,992 ㎡ (55.5 × 36 m) | 1,150 名 |
| 鶴の間 東 | 大宴会場 (分割) | 850 ㎡ (23.5 × 36 m) | 400 名 |
| 鶴の間 西 | 大宴会場 (分割) | 965 ㎡ (27 × 36 m) | 540 名 |
| 芙蓉の間 | 大宴会場 | 1,124 ㎡ (41.5 × 27 m) | 630 名 |
| 鳳凰の間 | 大宴会場 | 722 ㎡ (33.5 × 21.5 m) | 420 名 |
| PALAZZO OTANI | 中宴会場 | 340 ㎡ (20 × 17 m) | 160 名 |
7.3 千鳥配置の考え方
自動配置は三角 3 点の千鳥を既定にしています。行ごとの卓数を n 卓と n-1 卓で交互にし、各行を配置領域の中央へ寄せることで半ピッチずらします。 高砂に近い先頭行は既定で少ないほうにします。高砂の前を広く取るためです。 「先頭行の卓数を多くする」を有効にすると、この交互の開始位置が入れ替わります。
卓数が足りない最終行は中央へ詰めず、格子の位置を保ちます。詰めると千鳥のずれが崩れ、上下の椅子が重なるためです。 座標は 10 cm 単位で丸めます。50 cm 単位で丸めると、その分だけ卓の間隔が詰まり、計算上は接触しない椅子が重なってしまいます。
7.4 テンプレートの管理
会場の定義はマスタデータにあたるため、作成・編集は管理者だけが行えます。
| 操作 | 作用 |
|---|---|
| 「+ 新規テンプレート」 | 会場サイズ・円卓の配置範囲 (緑の点線)・高砂・柱・アーチ・オブジェ・壁・天井オブジェクト・空調を置くビルダーを開きます。操作はレイアウト編集と同じです |
| 「複製して新規作成」 | 組込み会場を含む既存の会場から複製します。組込み会場を変えたい場合はこの方法を使います |
| 「配置範囲から上限を計算」 | 10 名掛けの円卓を千鳥配置した場合に入る人数の目安を計算し、正餐の収容上限へ入れます |
| 非表示にする | レイアウト編集のテンプレート選択から外します。組込み会場も非表示にできます。いつでも戻せます |
| 「削除」 | 利用者が作ったテンプレートだけ消せます。組込み会場は削除できません (非表示のみ) |
8座席の割当
8.1 画面の役割
誰をどの席に座らせるかを決めます。画面は左の未割当リスト、中央の会場図、右の卓別リストの 3 つで構成します。 変更はその場で保存されます。左右のリストは画面の高さに合わせて伸縮します。
8.2 3 つの割当方法
どの方法でも結果は同じです。人数や場面に合わせて使い分けます。
| 方法 | 操作 | 作用 |
|---|---|---|
| ドラッグ & ドロップ | 未割当リストのゲストを席までドラッグ | その席に着けます。卓の中心に落とすと空席へ入ります |
| 選んでからクリック | ゲストを選び、席をクリック | その席に着けます |
| 席から席へ | 割当済みのゲストを席から別の席へドラッグ | 移動します。人のいる席に重ねると入れ替わります |
| まとめて扱う操作 | 作用 |
|---|---|
| Shift + クリックで複数選択 → 卓・席・卓別リストの見出しへドロップ | その卓の空席へまとめて入ります。空席が足りない場合はメッセージを出して中止し、座席は変更しません |
| 「未割当を空席へ一括配置」 | 出席予定の未割当ゲストを空いている席へ順に入れます |
| ドラッグ中にリストの上端・下端へカーソルを寄せる | 自動でスクロールします。画面の外にある卓へも運べます |
| 卓別リストの行をドラッグ | 卓をまたいで並べ替えます。満席の卓へ落とすと「⇄ 入替」と予告し、結果をトーストで知らせます |
8.3 席と会場図の操作
| 操作 | 作用 |
|---|---|
| 席をタップ (クリック) | 会場図に重ねて帯が出ます。氏名・所属・アレルギー・固定状態と、固定 / 割当解除の操作を表示します。帯は会場図を押し下げないので、続けてダブルタップできます |
| 席をダブルタップ、または席を選んで Delete / Backspace | 割当解除の確認を出します |
| Esc | 選択を外します |
| 座席にカーソルを重ねる | 氏名をその場に表示します |
| 卓・席のない床をドラッグ | 会場図の表示位置を上下左右に動かします。卓や席の上では従来どおりゲストの移動になります |
| ズーム (25〜1000 %) | 倍率を変えます。ピンチは 50 % 刻みで、指の下の点を軸にするため端を拡大しても余白へ飛びません |
| 右のリストで卓・ゲストを選ぶ | 会場図の対応する場所を赤く表示します |
| 「← 元に戻す」「やり直す →」 | 割当・入替・解除・名札の移動を 1 手ずつ戻します |
8.4 席の固定
区分が「主賓」「ご来賓」のゲストだけ、席を固定できます。固定した席は一括配置や入替の対象から外れ、 意図しない移動を防ぎます。固定は席をタップして出る帯から切り替えます。
8.5 配席ルール
「この 2 人は同じ卓に」「この 2 人は離す」といった条件を登録すると、違反した瞬間に画面上で知らせます。 ルールに反していても割当は実行できます。出力も止めません (SEA-002)。
| ルール | 違反したときの表示 |
|---|---|
| 同席希望 | 離れている 2 人の席同士を赤い線で結びます |
| 別席希望 | 同じ卓にいる 2 人の席を黄色で塗ります |
8.6 名札表示
「名札表示」を有効にすると、卓の間隔を 2.5 倍に広げ、席から引き出した名札に 会社名 / 部署・役職 / 氏名の 3 行を表示します。当日の卓上札の配置を確認するための表示です。
- 名札は卓のまわりを風車状に同じ向きへ流して置きます。
- 重なる場合は「引き出し線を伸ばす」→「さらにずらす」→「札を詰める」の順に空きを探します。札の間には最低 10 cm の隙間を空けます。
- 引き出し線は席の外枠と同じ会社の色で描き、線同士が交差しない位置を選びます。線はすべての札の下に敷くため、札の上に線が乗りません。
- 名札はドラッグで動かせます。動かした位置は保存され、席の割当は変わりません。
- 「名札位置をリセット」でまとめて自動配置へ戻せます。移動もリセットも座席の履歴に積まれ、元に戻せます。
名札表示の設定は端末に保存され、次に開いたときも同じ状態になります。席次表 PDF の名札表示にも、ここで動かした位置が反映されます。
8.7 色と状態の見分け
| 見た目 | 意味 |
|---|---|
| 白い席 (細い枠) | 空席 |
| 色の付いた席 | 着席済み。色は会社ごとに自動で割り当てます |
| 灰色の席 | 欠席のゲスト |
| 赤い席 | リストで選択中の卓・ゲスト |
| 黄色い席 | 配席ルールに反しているゲスト |
9席次表と PDF 出力
9.1 画面の役割
当日配る紙を作ります。画面表示は割当の確認用で、紙はすべて PDF として出力します。 出力する 3 種類は用途が異なります。
| 種類 | 内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 席次表 (会場図) | 会場の平面図に卓と席、着席するゲストを描いたもの | 会場入口の掲示、進行の確認 |
| 受付名簿 | ふりがな順のゲスト一覧に卓・席番号を添えたもの | 当日の受付卓 |
| 卓別名簿 | 卓ごとのゲスト一覧。アレルギー・配慮事項を含みます | 配膳・サービス担当への申し送り |
9.2 操作と作用
| 操作 | 作用 | 記録 |
|---|---|---|
| 用紙を A4 / A3 で選ぶ | PDF の用紙サイズを決めます | — |
| 名札の表示を切り替える | 既定はオフ。オンにすると卓の間隔を 2.5 倍に広げ、会社名 / 部署・役職 / 氏名の札を席から引き出して描きます。座席割当で動かした名札の位置も反映します | — |
| 会場図の分割を選ぶ (1 枚 / 横 2 枚 / 2×2 / 3×2) | 分けたぶんだけ拡大して描きます。のりしろを 1.5 m 重ねて描くので貼り合わせられます。各ページの上部に「n/N 枚目 — 左から◯列目・上から◯段目」を印字します | — |
| PDF を出力する | DxReport で PDF を生成してダウンロードします | 席次表の出力 |
| 「用紙上部に印字する文言」を保存 管理者 | 3 種類すべての PDF の全ページ上部に、この文言と出力日を印字します。文言が空の場合は日付だけを印字します | — |
10当日受付とゲスト案内
10.1 当日受付
受付端末で開く画面です。ログインを求めません。イベント一覧の「受付を開く」から開くか、URL を受付端末に渡して使います。
| 操作 | 作用 | 記録 |
|---|---|---|
| ふりがな・氏名で検索 (2 文字以上) | 該当するゲストを、会社名・部署・役職と割当先の卓 / 席番号つきで一覧します。同姓同名には「同姓同名」バッジを出します | — |
| 「受付」 | 来場を記録します。同伴者がいる場合はまとめて受付できます | 当日受付 |
| 「取消」 | 受付の記録を取り消します | 当日受付 |
| QR コードを読む | カメラでゲストの案内 QR を読み取り、その人を表示します。別イベントの QR は受け付けません (CHK-002) | 当日受付 |
| 端末名を入れる | 受付記録に受付端末の名前を残します。認証のない画面のため、誰が受け付けたかの手がかりになります | — |
| — | 来場サマリを 5 秒ごとに更新します | — |
| 未着ゲスト一覧を見る | 出席予定で未受付の方を、卓ごとに氏名・席番号つきで表示します。受付すると自動で消えます | — |
10.2 受付からの席案内
検索結果の「席案内」から開きます。対象ゲストの席を赤枠で強調した会場図を表示し、その場でご案内するために使います。
10.3 ゲストへの座席案内
ゲスト本人がスマートフォンで開く画面です。URL は 128 bit の個人トークンを含み、案内 QR かコピーした URL で渡します。 有効期間があります。
| 状態 | 結果 |
|---|---|
| 開催日の 14 日前〜開催翌日 (既定) | 座席を表示します。期間は管理者が変更できます |
| 期間外 | 開ける期間を伝えて表示しません (GVW-002) |
| イベントのステータスが「終了」 | 無効です (GVW-001) |
| 匿名化済み | 無効です (GVW-001)。トークン自体を消しています |
11管理者の設定と記録
この章の 3 画面は管理者だけが開けます。設定はイベントをまたいで共通です。
11.1 ユーザー管理
| 操作 | 作用 |
|---|---|
| 権限を選んで「保存」 | 未承認 / 管理者 / 編集者 / スタッフ を切り替えます。変更は対象ユーザーの次回ログインから有効です |
| 「ロック解除」 | ログイン失敗で掛かったロックをすぐ解除します。失敗回数も 0 に戻ります (失敗時は USR-001) |
| 「最新の状態に更新」 | ロック状態と失敗回数を読み直します |
一覧にはロック状態・自動解除の時刻・連続ログイン失敗回数を表示します。身に覚えのない登録者がいないか、権限が過剰でないかを定期的に確認してください。
11.2 個人情報の保護
保存期間と匿名化
イベントの開催日から一定の日数が過ぎると、そのイベントのゲストの個人情報を自動で消去します。 既定は 1,095 日 (3 年)で、30〜3,650 日の範囲で変更できます。1 日 1 回のバックグラウンド処理と、この画面からの手動実行に対応します。
| 操作 | 作用 | 記録 |
|---|---|---|
| 日数を入れて「保存期間を変更」 | 保存期間を変えます。範囲外の値は 30〜3,650 に丸めます | 保存期間の変更 |
| 「いますぐ匿名化する」 | 期間を過ぎたイベントのゲストを、待たずに匿名化します | 個人情報の匿名化 |
| イベントを対象から外す / 「対象に戻す」 | 特定のイベントだけ自動匿名化の対象から外します。長く記録を残す必要がある場合に使います | 保存期間の対象から除外・復帰 |
匿名化で実際に行われることは次のとおりです。
| 項目 | 匿名化後 |
|---|---|
| 氏名 | (削除済み) に置き換え |
| ふりがな | さくじょずみ に置き換え |
| 会社名・部署・役職・アレルギー・配慮事項・同意記録 | 消去 |
| 座席案内 URL のトークン | 無効化。以後 URL は開けません |
| 出欠・座席割当・受付記録 | 残ります。過去の開催実績を集計できます |
持ち出し設定
| 設定 | 既定 | 作用 |
|---|---|---|
| ゲスト情報の CSV 書き出し | 不許可 | 許可するまで、ゲスト管理の「CSV書き出し」が使えません (GST-004)。書き出しは個人情報の持ち出しにあたるため既定を不許可にしています |
| 案内 URL の公開開始 | 開催日の 14 日前 | この日より前は座席案内を開けません (GVW-002) |
| 案内 URL の公開終了 | 開催日の 1 日後 | この日を過ぎると開けません (GVW-002) |
個人情報の取扱い記録 (監査ログ)
個人情報に触れる操作を記録し、この画面で操作種別ごとに閲覧できます。 ログには氏名などの個人情報を残しません。当日受付は未認証の画面のため、利用者名の代わりに受付端末名を記録します。
| 記録する操作 | |
|---|---|
| ゲスト登録 | ゲスト編集 |
| ゲスト削除 | CSV取込 |
| ゲストCSVの書き出し | 席次表の出力 |
| 案内QRの表示 | 当日受付 |
| 個人情報の匿名化 | 保存期間の変更 |
| 保存期間の対象から除外・復帰 | 持ち出し設定の変更 |
11.3 アプリ設定
| 設定 | 作用 |
|---|---|
| 卓名の付け方 (アルファベット: 卓A・卓B… / 数字: 卓1・卓2…) |
これから作る卓と、レイアウト編集の「卓名を振り直す」、会場テンプレートの適用で使う表記を決めます。 すでに付いている卓名は変わりません。配布済みの座席案内や印刷した席次表と食い違わないためです。 今のレイアウトへ反映するには「卓名を振り直す」を実行します |
席次表の「用紙上部に印字する文言」は、席次表出力の画面から管理者が設定します (9 章)。
付録上限値とメッセージ
A. 上限値と初期値
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 1 イベントのゲスト数 | 1,500 名 |
| 1 会場のテーブル数 | 150 卓 |
| 会場サイズ | 5.0〜100.0 m (0.5 m 単位) |
| 円卓の席数 | 2〜12 席 |
| 円卓の直径 (手動指定) | 1.0〜4.0 m |
| グリッド | 10 cm または 50 cm |
| 表示倍率 | 25〜1,000 % |
| 会場図の分割出力 | 縦横それぞれ 4 枚まで (1 枚 / 横 2 枚 / 2×2 / 3×2) |
| のりしろの重なり | 1.5 m |
| 取込ファイルのサイズ | 5 MB |
| 取込ファイルの形式 | .csv / .xlsx |
| 個人情報の保存期間 | 既定 1,095 日 (3 年)。30〜3,650 日 |
| 案内 URL の有効期間 | 既定 開催日の 14 日前〜1 日後 |
| 認証 Cookie の有効期間 | 12 時間 (操作で延長) |
| ログイン失敗のロック | 5 回で 15 分 |
| 用紙上部の文言 | 60 文字 |
B. メッセージ一覧
画面に出るメッセージの末尾には、内容を特定するためのコードが付きます。
| コード | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| AUTH-001 | メールアドレスまたはパスワードが正しくありません | 入力を確認します。5 回失敗で 15 分ロックされます |
| GST-002 | ゲストは 1,500 名まで | イベントを分けます |
| GST-003 | アレルギー・配慮事項には本人同意の確認が必要 | 同意のチェックを入れるか、その列を取り込まない設定にします |
| GST-004 | ゲスト情報の書き出しは許可されていません | 管理者が「個人情報の保護」で許可します |
| CSV-001 | ファイルサイズは 5 MB 以内に / 読み込みに失敗 | ファイルを分割するか、不要な書式を削って保存し直します |
| CSV-003 | 取込後のゲスト数が上限を超えます | 登録済みを整理するか、取り込む行を減らします |
| LAY-001 | 割当済ゲストより少ない席数には変更できません | 先に座席割当で席を空けます |
| LAY-002 | テーブルは 150 卓まで | — |
| LAY-003 | 会場サイズは変更されませんでした | 配置物が外に出るためです。先に中身を移動します |
| LAY-004 | ロック中は移動・削除・変形できません | 対象を選んで「ロックを解除」を押します |
| SEA-001 | 他の端末で座席が変更されています | 最新が読み込まれます。もう一度操作します |
| SEA-002 | 配席ルールに反しています | 席を移すかルールを消します。そのまま出力もできます |
| CHK-001 | 既に受付済みです | 二重受付は起きていません。受付状態を確認します |
| CHK-002 | この QR は本イベントのゲストのものではありません | 別イベントの案内 QR です。氏名で検索して受付します |
| GVW-001 | この URL は無効です | イベントが終了したか、匿名化済みです |
| GVW-002 | 案内は開催日の◯日前から◯日後まで | 公開期間外です。管理者が期間を変更できます |
| TPL-001 / TPL-002 | テンプレートの複製・削除に失敗しました | 画面を更新してもう一度試します。組込み会場は削除できません |
| TPL-003〜009 | テンプレートの編集・保存に関する警告 | 組込み会場は複製してから編集します。名称・会場サイズ・配置範囲・収容上限の入力を確認します |
| USR-001 | ロック解除に失敗しました | 画面を更新してもう一度試します |